Aikidoの新機能 Endpoint Protection は、開発者のマシンにエージェントを常駐させ、npm/PyPI/Chrome拡張/IDEプラグインのインストールをリアルタイムで監視・ブロック。通知ではなくブロック、少人数チームでも大規模組織でも使える柔軟なポリシーエンジンを解説します。
正直に言いましょう。
あなたのチームの開発者が、昨日 npm install した謎のパッケージ。先週追加したChrome拡張。なんとなく入れたVS Code プラグイン。
全部把握してますか?
ほとんどの組織の答えは「No」です。そして、サプライチェーン攻撃者はまさにその隙を突いてきます。
Aikidoが新しくリリースした Endpoint Protection は、この「見えない」問題を根本から解決します。
従来のセキュリティツールの多くは、こんな流れでした:
つまり 「事後通知」 の世界です。
もう一つの問題。たとえブロック系のツールがあっても、npmやPyPIのプロキシに限定されていたり、Chrome拡張やIDEプラグインはノーマークだったり。穴だらけでした。
Aikido Endpoint Protection は違います。
macOSのシステム拡張として動作するエージェントが、開発者のマシンに常駐。パッケージのインストールをリアルタイムで監視し、危険なものは ダウンロードされる前にブロック します。
通知じゃない。ブロックです。
| エコシステム | 対応 |
|---|---|
| NPM | ✅ |
| PyPI | ✅ |
| Chrome拡張 | ✅ |
| VS Code / Open VSX | ✅ |
| Maven | ✅ |
| NuGet | ✅ |
コードライブラリだけじゃない。ブラウザ拡張もIDEプラグインも一元管理できるのが大きなポイントです。
「全部ブロック」では開発が止まります。「全部スルー」ではセキュリティが崩壊します。
Aikidoのポリシーエンジンは、6段階のルールを上から順番に評価します:
| ルール | 内容 | 一言で |
|---|---|---|
| Rule 0 | マルウェアは常にブロック | 例外なし。絶対。 |
| Rule 1 | グループ単位のブロック指定 | 「営業チームはこのパッケージNG」 |
| Rule 2 | グループ単位の許可 or 承認済みリクエスト | 「開発チームはこれOK」 |
| Rule 3 | エコシステム全体ブロック | 「Chrome拡張、全面禁止」 |
| Rule 4 | 承認制(Force Requests) | 「入れたきゃ申請して」 |
| Rule 5 | 上記に該当しなければ許可 | 通常運転 |
Rule 0のマルウェアブロックは、どんなポリシーや例外でも上書きできません。 ここが信頼の根幹です。
「Endpoint Protectionって大企業向けでしょ?」
いいえ。少人数チームこそ恩恵が大きいです。理由はシンプル:
シナリオ1:新人エンジニアが入社した日
新人の田中さんが開発環境セットアップ中に
npm installしまくっている。何を入れてるか全部見える。危ないものは自動でブロック。安心して「好きにセットアップしていいよ」と言える。
シナリオ2:チームメンバーが便利そうなChrome拡張を見つけた
「このChrome拡張、便利そうだから入れていい?」と聞かれる前に、Force Requestsが有効なので自動的に申請が飛んでくる。ワンクリックで承認 or 拒否。しかも 一度承認したパッケージは、他のメンバーが入れる時も自動で許可される。 何度も同じ判断をしなくていい。
シナリオ3:「昨日公開されたばかりのパッケージ」を入れようとした
Minimum Package Age(最小パッケージ年齢)をデフォルトの48時間に設定しておけば、公開直後のパッケージは自動でブロック。サプライチェーン攻撃の典型的な手口 — 「悪意あるコードを公開して、コミュニティが気づく前にインストールさせる」 — を未然に防げます。
50人、100人の開発組織でも安心です。
ユーザーグループ機能で、チームごとに異なるポリシーを適用できます:
例外設定も細かくできるので、「基本は厳しく、必要なところだけ緩める」運用が可能です。
Packagesタブを開くと、組織全体で何がインストールされているか一目瞭然:
axios@1.6.7)「え、このパッケージ全員のマシンに入ってるの?」という発見があるかもしれません。それが可視化の力です。
「JamfとかKandji入れないとダメなの?」
いいえ。MDMは必須ではありません。
.pkg をダウンロード以上。3ステップ。5分で完了。少人数チームならこれで十分です。特別なインフラは一切不要。
50台、100台に一括展開したい場合は、MDM(Jamf / Kandji 対応済み)を使えます。他のMDMソリューションも順次対応中です。
⚠️ 現在はmacOSのみ対応。Windows / Linux は近日対応予定!
ここ、正直に書きます。
Endpoint Protectionのフルエージェントは、現時点ではmacOSのローカルマシンが対象です。EC2やLinuxサーバー上で直接 npm install や pip install している場合、このエージェントはまだ使えません。
でも、今すぐできることはあります。
Aikidoには Safe Chain という別の仕組みがあります。npmやpip等のパッケージマネージャーをラップするCLIプロキシで、Linuxでも動きます。
npm install 時にマルウェアを検知してブロックEC2で開発しているなら、まずSafe Chainを入れておくのが現実的な第一歩です。
Linux版がリリースされれば、サーバー上のパッケージも可視化・承認制・ブロックの対象になります。AWS管理者がEC2上の開発者の行動をダッシュボードから一元管理できる世界。 クラウドネイティブな開発チームにとって、大きな変化になるでしょう。
| 環境 | 今すぐ使えるもの | 今後の対応 |
|---|---|---|
| macOS(ローカル) | ✅ Endpoint Protection(フル機能) | — |
| Linux / EC2 | ✅ Safe Chain(npm/pipブロック) | Endpoint Protection 対応予定 |
| Windows | ✅ Safe Chain | Endpoint Protection 対応予定 |
| メール通知型 | プロキシ型 | Aikido Endpoint Protection | |
|---|---|---|---|
| マルウェア検知 | 事後通知 | インストール時ブロック | ダウンロード前にブロック |
| Chrome拡張 | ❌ | ❌ | ✅ |
| IDEプラグイン | ❌ | ❌ | ✅ |
| 承認ワークフロー | ❌ | ❌ | ✅ ワンクリック承認 |
| グループ別ポリシー | ❌ | ❌ | ✅ |
| デバイス可視化 | ❌ | 限定的 | ✅ 全デバイス一覧 |
| パッケージインベントリ | ❌ | ❌ | ✅ |
| AI ツール可視化 | ❌ | ❌ | ✅ |
Aikido Endpoint Protection がもたらすのは、シンプルに3つ:
チームが2人でも200人でも、「開発者のマシンで何が動いているか」を把握できることの価値は変わりません。
👉 今すぐ試す: Aikido Endpoint Protection
📖 詳しいドキュメント: help.aikido.dev
Aikido Community Japan
公開日: 2026/4/13
最終更新: 2026/4/13
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